1995年第13回ショパン国際ピアノコンクール

1995年ショパン国際ピアノコンクールにおけるスルタノフを紹介します。

演奏曲目

コンクールでの演奏曲目は下記の通りです。

第一次予選

第二次予選

第三次予選

本選

コンクール概要

1989年ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールの覇者、アレクセイ・スルタノフが参加するということで多いに話題になった。スルタノフはチェルニー・ステファンスカをして「こんな凄い革命は聴いたことがない」と言わせ衝撃的な1次予選を終えると、2次予選の熱演では、華麗なる大円舞曲の終了後、プログラム中にもかかわらず拍手がおき、演奏終了後はアンコールコールにより騒ぎがおさまるのに15分ほどを要した。3次予選はアカデミックな解釈でソナタに望んだがあまり評判はよくなかった。しかし、本選のピアノ協奏曲は、ワルシャワの"ジチェ・ワルシャヴィ紙"が、「スルタノフが目ざましく華麗にコーダを弾き終えたとき、ピアニストとして自信をなくした人はひとりやふたりではなかったろう」と報じるほどの、コンクール史上に残る名演であった。
しかしながら、コンクールでは優勝者は出ず、結果としてはフランスのフィリップ・ジュジアーノとスルタノフが二位をわかちあうことになった。観衆は大ブーイング。スルタノフは10月20日の授賞式をボイコット(そのときのメッセージ)。大熱狂のコンクールは後味悪く終わった。

コンクールの録音

基本的に現在コンクールの録音CDを入手するのは困難なようです。
世間に存在する録音/録画としては下記のようなものです。

コンクールの映像は世の中には残されており、YouTubeでもいくつか確認が出来ます。音源ですが、Chopin Institionが、革命のエチュードを公開しています。

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